本専攻では、基本理念に基づき、社会が直面する様々な課題とこれらを解決するための技術・社会システムについて実践的な知見を深めるための実地調査・学習として「スタディツアー」を行っています。これは、企業の生産工場・開発拠点・知財部門・経営部門・官民の研究所・自治体や大学といった「現場」へと学生が赴き、見学・ディスカッションを行うことで、研究や座学で得られた知見を拡充・発展させる実践的な知識・技術・経験の取得を目指すものです。
スタディーツアーの最大の特徴は、調査ツアーそのものを学生自身が企画・実施する点です。具体的には、学生が主体となって、以下のプロセスの全てを行います。
教員はアドバイスはしますが、あくまで主体は学生です。そのため、修士1年生と博士1年生を中心に、希望者(企画を提案した学生)のみを対象としています。
通常は、提案された企画をもとに希望者をいくつかのグループに分け、計画以降はそれぞれのグループで単位で進めます。計画・準備・調査・報告によって学習目標が達成できれば、選択必修科目として単位を認定します。必要となる費用(交通費・宿泊費・施設見学料など)は、全額専攻で負担します。
※社名・工場名については、特に注記が無い限りは訪問当時のものを掲載させていただいております。